セッション5-②
行動科学に基づく政策イノベーション~自治体初のナッジユニット/YBiTのご紹介~

【概要】

横浜市職員有志を中心に設立した横浜市行動デザインチーム(YBiT)は、「市民や社会にとって真に効果的な行政サービスを提供する」というミッションの実現のため、世界中で急速に普及しているナッジを初めとした「行動デザイン」や「データ・エビデンスに基づく科学的な行政手法」を日本の地方自治体に先駆けて取り入れてきました。
①優良事例や業務に使えるツールキットの紹介、②人材育成、③事例創出、④ネットワーク構築といった活動を通じて、メンバーが専門性を高め、イノベーションを実践し、やりがいやワクワク感を感じているように、職員の働き方や意識の変革にもつながっています。 設立以降、その活動の輪は、横浜市の職員だけでなく、省庁、他自治体、大学、民間企業など、500人を超える規模に急速に広がっています。 本セッションでは、こうしたYBiTの活動をご紹介しつつ、行動科学に基づく政策イノベーションの現状と未来像について議論します。

【開催日時】

2020年12月18日(金)15時20分~16時20分

【申込方法(参加費無料・事前登録制)】

▼事前登録はこちら▼
https://zoom.us/webinar/register/WN_0aGyo5QpQmOJz-PmCnsbTQ
※配信はZOOMを予定しています。
ご視聴にあたっては登録が必要になりますので、上記リンクからご登録をお願いします(セッション単位ではなく、1日単位の登録となります)
ご登録後、ウェビナー参加に関する確認メールが届きます。

【登壇者】

津田 広和

津田 広和氏
Policy Garage代表理事/YBiT創設メンバー/官庁勤務/独立行政法人経済産業研究所(RIETI)コンサルティングフェロー。
ナッジとEBPMによって行政サービスへのイノベーションを目指す横浜市行動デザインチーム(YBiT)の創設代表。
こうした活動を自治体、省庁、アカデミア、民間の枠を超えてオールジャパンで推進するため、2021年1月、非営利活動法人Policy Garageを設立。
シカゴ大学公共政策大学院修了。東京大学法学部卒。

高木 佑介

高木 佑介氏
YBiT BI Specialist/横浜市 水道局国際事業課 国際貢献担当
ロンドンスクール・オブ・エコノミクス 社会政策と開発修士。国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)環境と開発部インターン、地球環境戦略研究機関を経て横浜市入庁。
英国大学院で社会政策を学ぶなかで行動公共政策に出会う。
現在は、横浜市水道局で水道分野の国際協力事業に従事するとともに、横浜市行動デザインチーム(YBiT)で活動。
YBiTでは、環境、国際分野の事例創出や地方自治体向けのナッジ基礎研修を担当。行動経済学やインパクト・インベストメントの開発政策への応用に関心を持つ。

小林 庸平

小林 庸平氏
三菱UFJリサーチ&コンサルティング 政策研究事業本部 経済政策部 主任研究員
一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)。
経済産業省産業構造課課長補佐、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)研究員等を経て、現職。
専門は財政・社会保障、エビデンスに基づく政策形成、子どもの貧困、ナッジの政策活用。 主著に『徹底調査 子供の貧困が日本を滅ぼす』(文春新書、2016年、共著)、『政策評価のための因果関係の見つけ方』(日本評論社、2019年、監訳・解説)などがある。
現在は、エビデンスに基づく政策やナッジの実践の支援を中心に行っている。

南雲 岳彦

南雲 岳彦氏
スマートシティ・インスティテュート 理事
三菱UFJリサーチ&コンサルティング専務執行役員
内閣府規制改革推進会議委員、内閣官房行政改革推進本部EBPM推進委員会有識者、総務省電子政府推進員、世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター・フェロー、京都大学経営管理大学院客員教授、東海大学客員教授、タリン工科大学客員教授、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)上席客員研究員、ロイヤルメルボルン工科大学シニア・フェロー、産業技術総合研究所客員研究員、SmartCityXプログラム・メンター等を兼務


▼プレイベントプログラム全体▼
https://www.sci-japan.or.jp/event/YOKOHAMA/smartcity_preevent.html

▼第9回アジア・スマートシティ会議(横浜市HP)▼
https://yport.city.yokohama.lg.jp/promotion/ascc